Neurosurgery 脳神経外科 概要

脳神経外科は脳・脊髄・神経を専門とする診療科で、腫瘍や血管障害、外傷、機能性疾患など、多くの神経疾患に対して薬物治療・手術治療を行っています。
当院では特に脳腫瘍や眼窩内腫瘍、三叉神経痛、顔面麻痺などの外科治療に、経験豊富な専門医が力を注いでおります。

Contents

脳神経外科の特徴

内視鏡手術

患者さんに負担の少ない『低侵襲手術』です。比較的小さい傷で手術ができ、腫れや出血も少ないのが利点です。

高精度な画像評価

320列CT検査装置を導入し、以前の機器よりも短時間で少ない放射線照射量で検査ができるようになりました。

MRI検査は、一般的な磁場強度である1.5テスラMRI装置よりも解像度の高い3テスラMRI装置を導入し、病気の早期発見に貢献しています。

血管撮影装置では、低線量で高精細な画像が得られるシステムの導入により、検査時間の短縮、微細な病変の描出向上、ならびに被曝線量の低減が可能となりました。

脳卒中の予防

脳卒中の予防は、生活習慣の見直しとリスク管理がカギになります。脳卒中は主に、血管が詰まるタイプ(脳梗塞)と破れるタイプ(脳出血・くも膜下出血)があり、多くは日々の習慣でリスクを下げられます。

ヘルメット治療

ヘルメット治療とは、赤ちゃんの頭のゆがみを改善するために行われる治療のことです。 赤ちゃんの頭の骨はやわらかいため、寝る姿勢や癖などで、頭のかたちにゆがみが出ることがあります。 こうしたゆがみを改善するために、頭蓋形状矯正ヘルメットを長時間かぶることで自然な頭のかたちに頭蓋骨を成長させていく治療が「ヘルメット治療」です。

拍動性耳鳴り

耳鳴りは、実際には音がしていないのに聞こえる現象です。拍動性耳鳴りはその中でも珍しいタイプで、心臓の鼓動と同じリズムで音が聞こえます。日本ではデータが少ないですが、アメリカでは人口の約10%が何らかの耳鳴りを経験していると言われています。

拍動性耳鳴りの原因は、大きく分けて動脈性・静脈性・その他の原因不明のものの3つに分類できます。

血管内治療

血管内治療(前立腺動脈塞栓術:PAE)は、前立腺に血液を供給している動脈の血流を調整することで、前立腺の縮小を促す治療です。

血流が減少することで前立腺組織に変化が起こり、結果として尿道への圧迫が軽減され、排尿症状の改善が期待されます。

対応疾患

当院では特に脳腫瘍や眼窩内腫瘍、三叉神経痛、顔面麻痺などの外科治療に、経験豊富な専門医が力を注いでおります。

脳腫瘍、下垂体腫瘍、眼窩内腫瘍 Brain tumor, Pituitary tumor, Orbital tumor

私たちは、髄膜腫などの脳腫瘍のほか、眼窩内腫瘍、下垂体腫瘍の外科治療の経験が豊富です。各種、高度医療機器を用いて安全な治療をめざしています。内視鏡手術を組み合わせ体に負担の少ない治療を心掛けております。

顔面けいれん、三叉神経痛 Hemifacial spasm, Trigeminal neuralgia

主に血管が神経を圧迫をすることにより発症しますが、その他の原因によっても生じますので、見極めが大切です。我々は高度医療機器を駆使して、原因を特定して外科治療が必要かを慎重に判断します。

脳梗塞予防 Prevention of cerebral infarction

解像度の高い診断機器を用い頸動脈狭窄の診断と評価を丁寧に行い、内科治療、外科治療(内膜剥離術)、血管内治療(ステント留置)のいずれが最適かを判断し脳梗塞を予防します。

くも膜下出血 Subarachnoid hemorrhage

予防に勝る治療はありません。脳ドックを積極的に行い、主な原因の脳動脈瘤を早期に発見し、くも膜下出血の危険性を評価します。必要に応じて開頭手術(クリッピング術)、血管内治療(コイル塞栓術)を施行します。

正常圧水頭症 Normal pressure hydrocephalus

認知症の中には外科治療で改善が期待できる疾患が隠れています。早期に発見する事で改善の機会が増加します。画像診断機器によりこれらの疾患を見極め、時期を逸せずに治療します。

脊椎疾患 Spinal diseases

長寿に伴い背骨の変形による腰痛や歩行障害が日常生活を困難にし、介護の必要を高めています。頚椎症、腰椎症、圧迫骨折、成人変形性脊椎症が代表的な疾患で、当院ではこれら疾患に対する外科治療をを脳神経外科いが担当しています。
当院脳神経外科医師は、経験豊富な脳神経外科学会指導医、専門医師です。ご案内させていただいた以外のあらゆる脳神経外科疾患に対しても随時対応しておりますので、御心配な事をご相談ください。

無料メール相談

症状や治療に関するお問い合わせはこちらから承っております。
まずはお気軽にお問い合わせください。

当日またはお急ぎの受診を希望される方、土日に直近の月曜日にご予約ご希望の方は、下記の電話受付時間内に03-6910-1722へお電話ください。
電話受付時間 <平日: 9:00〜17:00 土曜: 9:00〜12:00>

治療方法

神経内視鏡、ナビゲーションシステム、各種モニタリングなど最新鋭の機器を取り揃え、的確な手術に努めています。
開頭手術、神経内視鏡手術、脳血管治療などから、ひとりひとりの患者さんに最適な治療法を組み合わせ、最大の効果と安全性を得られるよう常に努力しています。

主な​手術形式

鍵穴手術(かぎあなしゅじゅつ) keyhole surgery

様々の部位の病変に対し、一般的な開頭手術の、数分の一の皮膚切開や開頭サイズで手術を行います。
内視鏡を用いることで従来の開頭顕微鏡手術よりも深部の視認性が改善し、操作の確実性や安全性を高めるとともに、脳への圧迫も軽減することができます。
見た目の創の小ささだけではなく、脳にやさしい、真の意味での“低侵襲手術”と言えます。

 

頭部を切らずに鼻腔から行う、経鼻内視鏡手術 Endonasal endoscopic surgery

頭を切らずに鼻の穴から行う手術のため、髪を切ったり開頭をしたりする必要がありません。
下垂体腫瘍(かすいたいしゅよう)に対して行うことが多い手術ですが、近年は頭蓋底部の髄膜腫や頭蓋咽頭腫、眼窩内腫瘍など、様々な疾患に対して行われます。
鍵穴手術と経鼻手術を同時に行う、開頭-経鼻同時手術を行うこともあります。

透明チューブリトラクターを用いた内視鏡手術 Endoscopic surgery

脳深部の病変に到達するためには、どうしても脳を切開しなければなりません。内視鏡とチューブリトラクターを用いることで、従来の顕微鏡手術よりはるかに小さい皮膚切開、脳切開で手術を行うことができます。
下に例示したグリオーマの方のように大きな病変を摘出する場合でも、脳の切開は1-1.5㎝程度に抑えることができるようになっています(正確には、この方では脳表は切らず脳の溝から入ることで、さらに低侵襲な手術を行っています)。

三叉神経痛や顔面けいれんに対する、内視鏡下微小血管減圧術 Endoscopic microvascular decompression (MVD)

三叉神経痛や顔面けいれんは、脳神経が周囲の血管によって圧迫され、拍動刺激を受け続けることによって、激しい顔の痛みを感じたり、自分の意思と関係なく顔面が動いてしまったりといった症状が出現する疾患です。
治療には内服薬、ボトックス注射(顔面けいれんの場合)、放射線手術(三叉神経痛の場合)、手術などの選択肢があり、それぞれに長短所がありますので、患者さんごとに治療方針を相談して決定しています。
手術の場合、当院では神経内視鏡下に微小血管減圧術を行うことによって、脳への圧迫を軽くするとともに、神経周囲をより詳細に観察して手術の確実性・安全性を高めています。神経機能を守るため、手術は術中神経モニタリング下に行われます。

脳血管内治療 endovascular treatment of cerebral vessels

これまでは開頭手術でしか治療をする事が出来なかった脳動脈瘤や頸動脈狭窄症に対してカテーテル治療が可能となりました。

 

脊髄手術 spinal surgery

脊髄手術(せきずいしゅじゅつ)とは、背骨の中を通っている神経の束である脊髄やその周辺を治療するための外科手術のことです。主に、神経の圧迫や損傷を取り除き、痛みや麻痺などの症状を改善する目的で行われます。

小児ヘルメット治療 helmet therapy for infants

赤ちゃんの頭のゆがみを改善するために行われる治療のことです。ゆがみを改善するために、頭蓋形状矯正ヘルメットを長時間かぶることで自然な頭のかたちに頭蓋骨を成長させていく治療が「ヘルメット治療」です。

拍動性耳鳴り pulsatile tinnitus

拍動性耳鳴り(はくどうせいみみなり)とは、自分の心臓の鼓動(ドクドク)に合わせて聞こえる耳鳴りのことです。通常の「キーン」という耳鳴りとは違い、リズムが脈と一致するのが特徴です。

拍動性耳鳴りの原因は、大きく分けて動脈性静脈性その他の原因不明のものの3つに分類できます。

当院では、「静脈性耳鳴り」に対して血管内治療を行っております。

【血管内治療:注釈】

①ステント:金属をばね状に形成した医療器具で血管の狭窄部分にいれて血管を拡張させる目的でカテーテル治療に使用する。

②コイル:金属(通常プラチナ)の糸に3次元形状記憶を持たせた医療器具で、動脈瘤閉塞の目的でカテーテル治療で使用する。

前立腺肥大症 benign prostatic hyperplasia (BPH)

前立腺肥大症(ぜんりつせんひだいしょう)は、男性にある前立腺が加齢とともに大きくなり、尿道を圧迫して排尿トラブルを引き起こす病気です。中高年(特に50歳以降)にとても多くみられます。

前立腺肥大症の主な原因は、加齢に伴う体の変化と考えられています。

当院では、薬物療法に加えて低侵襲の血管内治療も行っております。血管内治療(前立腺動脈塞栓術:PAE)は、前立腺に血液を供給している動脈の血流を調整することで、前立腺の縮小を促す治療です。

この治療は足の付け根や手首の血管から細いカテーテルを挿入し、前立腺に血液を供給する動脈まで誘導して、プラスチックの粉やコイル等で血流を遮断します。

 

診療体制

医師・スタッフ紹介

脳神経外科 外来担当医表

曜日
午前診療
9:00 ~ 12:30

長谷川
(赤ちゃんの頭の形外来)

岸田

長谷川
新見

長谷川

午後診療
13:00 ~ 17:00

白土
(もの忘れ外来)

長谷川
新見

△完全予約制となっております(予約内容に応じて診療時間、担当医が変わります)。ご希望の方は、✉お問い合わせよりご連絡をお願い致します。

外来・診療予約

当院はご予約制(原則)となります。ご予約はこちらから、またはお電話にて承ります。

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