個人情報の不適切な取扱い事案について
この度、当院において以下の個人情報の不適切な取扱い事案が発生しました。
1.患者Aのお薬手帳貼付用シールを誤って患者Bに渡した。
薬剤師が処方薬を準備中、患者Aのシールを誤って患者Bの薬袋に入れ、そのまま患者Bに渡した。
(原因)
・薬剤師が一人で複数の患者の処方箋を同時に処理した。
・薬剤師は、患者Aが携帯アプリで薬を管理しておりシールが不要であると認識していたため、そのシールを患者Aの処方薬から取り除いた。
・その後、誤ってそのシールを患者Bの薬袋に入れてしまった。
・薬剤師は、患者Bに薬袋を渡すときに袋に入っていたシールの氏名を確認しなかった。
(対応)
・薬剤師が一人で複数の患者の処方箋を同時に処理しないように、業務体制を見直した。
・アプリの使用の有無に関わらず全患者に対して、お薬手帳貼付用シールを渡す運用に変更した。
・シールを渡すときは、シール記載の氏名と患者本人の氏名を必ず確認する。
2.患者の診療情報提供書を誤って他の医療機関にFAX送信した。
事務職員が送信先の医療機関のFAX番号を見誤り、誤った医療機関に送信した。
(原因)
・事務職員は、送信先の医療機関のFAX番号を見間違えた。
・事務職員は、定められた手順を踏まずにFAX送信した。
(対応)
・必ず所定の手順(送付物に記載された個人情報は削除またはマスキングする、事前に「テスト送付状」を送信し電話にて到着を確認する、送信時はFAX番号を複数人で確認する、送信後は電話にてFAX到着を確認する)にもとづいてFAX送信することを全職員にあらためて周知した。
これらの事案につきましては、それぞれご本人および関係機関に対し、速やかに事情をご説明し謝罪しました。皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。当院では、今後このような事態を二度と起こさぬよう、全職員への指導と情報管理体制の強化を進めてまいります。
2025年6月
東京Dタワーホスピタル
院長 長谷川 光広